かけがえのない結婚生活のために
結婚生活 その愛と苦しみ
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結婚問題1

結婚 人間関係

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1. 互いに苦しめ合っている夫婦
夫婦が互いに苦しめ合っている結婚生活があります。
その夫婦の人間関係がさまざまな不調和を引き起こしているのでしょうが、ここでは二つの原因を考えてみます。


一般的に考えられる原因の一つは、二人の出会いから始まる恋愛のあり方にあります。 恋愛と一口に言いますけれど、その中身には大きな隔たりがあります。「あの人は私を愛してくれている」と言いますが、実はその「愛する」という中身がとても大切なのです。
「あなたが好きだ」と思う心のほんとうの姿は「あなたのカッコいいその身体が欲しい」 あるいは「あなたの社会的な立場が好きだ」「あなたの財産が好きだ」などという身勝手な欲望が「好き」という思いのなかに隠されているかもしれません。
これは「相手を奪いたい」という好きです。本当の「愛する」とは、"あなたのそのまま""あなたそのものを愛する"というところまで思いが高まり、相手に献身するところの「与える愛」です。
そこのところをよく理解しないで「私は愛してもらっている」と誤解してしまって、誘惑にかかり、なりゆきで結婚した場合、往々にして苦しめ合っている結婚生活になります。


結婚しますと、恋愛中と異なり、自分がさらけ出ますから、「本当は愛されていなかった」ということに気づき、薄っぺらな愛にやりきれない思いがたまります。 そして復讐とも言える苦しめ合いの夫婦関係に変わっていきます
「愛する」という言葉は恋愛だか、性欲だか、物欲だかよくわからない内容を含んでいますのに、それを自分の都合のいいように解釈して「あの人は私を愛している」と考え、安易に結婚をして失敗するというような事にならないように気をつけることがとても大切です。


もう一つの原因は、自分のエゴを優先させようとする夫婦関係です。
「夫(妻)が自分の思うとおりになってくれたら」と思う心です。そして相手が自分の思うようにならないとジレッタクなり、不満を相手にぶつけてしまいます。よくあるパターンです。
これは相手を縛る心です。愛の原理に反します。この自分の都合を相手に押し付けるありかたが相手を苦しめ、同じ事が相手からも帰ってきます


結婚問題は、家庭の調和、不調和という姿で現われる、まさに掛け値なしの二人の心の姿です。
そうした苦しめ合いの結婚から解放されるためには、相手と自分は一体であるという愛の本来の姿を目指す必要があります
あの人が変わったら自分も変わるのに・・ では何も変わりません。自分が変われば相手も変わります。まさに結婚生活は人間関係の中でも高度な愛の実践の場と言えます。

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2. 火花のない喧嘩
落語に出てくる熊さん、八さんのカミサンたちのように、茶碗を投げたり、箒を振り回すような派手な夫婦喧嘩もあります。
こうした夫婦喧嘩ははっきりしてていいですね。 自分たちは夫婦喧嘩をしているという認識がありますし、だいいち心の中のうっ憤をはき出していますから、ストレスの解消になっていますでしょう。


結婚生活で、多いのはこうした火花の出る喧嘩ではなく、 心の中で夫や妻に対して、ブツブツと不平不満を持っている火花の出ない喧嘩をしている夫婦ではないでしょうか。特に知的で教養があったりすると、子どもの手前や世間体などから火花を出さないように自分を抑圧してしまっている人もいるでしょう。


こういう夫婦は、「私たちは夫婦喧嘩などしたことがありません。仲がいいんです」と思っているのかも知れません。ですが家庭の中にさまざまな問題が起きやすいのは、こうした内に不平不満を持っている夫婦です。
口や態度には出さなくても、その不平不満の思いは相手に伝わっています。そう思われて家庭が楽しいはずがありません。


ひどい喧嘩はしないけど、心の奥底で鬱積とした心で暮らしていますと、家庭の中がジメジメとした雰囲気になり、決して幸せな家庭にはなりません。
日本の女性の中には、不平不満をじっと心の中で我慢をしていることが優れていると考えている方が多いように聞きます。目先の夫婦関係には波風は立たないかも知れませんが、いずれ家庭に、離婚や子どもの問題などのマイナスの結婚問題として現われます。


心の中の暗いエネルギーは、暗い出来事として表出されます。
心を明るい状態に変えていくことが、幸せな結婚生活のためにはとても大切です。そのためには相手のために尽くし、居心地のいい家庭にする不断の努力が必要です。相手が悦びますと、不思議と自分の不平不満も消えていきます

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3. 冷たい夫婦関係の問題点
夫婦の仲がとても悪く、結婚以来ん十年もあまり口もきかないような、冷たい人間関係になってしまっている人たちがいます。
こうした結婚生活の問題点は、この生活があたりまえで、もうこの人を好きになることなどあり得ないと思っていることにあります。 そんな風にきめてかかりますと、夫婦関係を良くしようとする努力をしなくなります。そこが問題なのです
結婚当初からずっと仲良くいく人は少なかろうと思います。夫婦にはそれぞれの歴史があって、二人の今を築いているわけですが、さまざまな結婚問題の過程を通して努力をした結果、仲の良い家庭を創ることができるのではないでしょうか。


あるご夫婦の話なのですが、結婚以来二十数年も仲が悪く、ご主人は仕事から帰ってくると黙って不機嫌そうな顔をしていらして、奥さんも「お帰りなさい」の言葉ひとつもかけなかったそうです。ご主人が弁当を持って行っても奥さんが自分で渡してあげたこともなく、靴を磨いてあげたこともなかったそうです。
しかしこのままでは駄目だ、何とかしようと思い、 照れくさいながら弁当を包んであげ、先に表に出て自転車を出してあげたりの努力を始めたそうです。そうはしてても癪にさわったり、喧嘩になったりすんなりたはいかなかったそうですが、「お帰りなさい」と言えるようになってからご主人も変わってきだしたそうです。


ご主人が言うのには「実を言うと、お前がわしが帰ってきたのにお帰りなさいも何も言わないから、 俺も泥棒犬のように戻って来て腹が立っていた」そうなのです。
ここに夫婦仲直りのコツがあるように思います。男は奥さんの心からの「優しい一言」が欲しいのです。その奥さんもそうした努力の結果、次第にご主人に愛情が湧いてきて、今では大変仲のいい夫婦になられたそうです。


大抵の男性は奥さんの自分に対する態度や心にむくれて、暴れたりふくれたり、文句を言ったりするのです。心からの「お帰りなさい」というような、ささやかなやさしい言葉の表現でもご主人の心におだやかな灯をつけます。
この奥さんも初めの頃は「もう少し私によくしてくれてもよさそうなものだ」と思っていたそうですが、相手に期待せず自分から努力をしたのがとても 良かったのですね。いくつになっても夫婦関係を改善する努力がよき実を結ぶという例です。

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4. 夫婦不調和の種

私たちは毎日の生活をあたり前のように過ごしていますと、いろいろと欲が出て来るものです。本当はそのままを受け入れて不足の思いなど起さなければ、結構楽しく幸せな人生を過ごすことが出来るのでしょうに、「もっと」「もっと」という欲張る気持が出てきます。


結婚生活でもなかなかそのままの夫、あるいは妻で満足がいかず「もっとこういう夫【妻】であって欲しい」という思いが出てきます。
実はこの「こうあってほしい」という心をもち出すところから不調和な結婚問題が起こります。 夫婦という人間関係では、どうしても相手の長所はあまり意識しないのに、欠点が気にかかります。これは自分の「もっと、もっと」という際限のない欲望のなせる業です。相手に良くなってもらいたいという愛より、自分に都合のいい欲望なのです。ですからこうした「こうあってほしい」という思いから結婚の幸せは出てきません。


習慣的に思うこうした不足の心は、口に出して言わなくても相手にそれとなく伝わり「妻(夫)は私に不足なんだ」とか「私はこの人にふさわしくないんだ」と満たされない気持になります。どんなに些細な不足の思いでも、悦びに満たされた調和のある結婚生活を妨げます。


松本のサリン事件で、犠牲となった河野さんご夫妻がよくテレビで紹介されていましたが、あのご夫婦をみるとまことに考えさせられます。気のどくに奥さんは植物状態ですから「こうあってほしい」も何もないわけです。でもご主人にとってはどんな姿であれ、奥さんの存在がうれしく失いたくありません。


私たちももっと心の眼を開く必要があります。目先の欠点にとらわれて大切な夫婦の人間関係をつまらなくしないで、その人が存在するだけでどんなにありがたいか、どんなにうれしいかを見つめ直す必要があるのではないでしょうか
ゴミゴミとした日常の奥に横たわる厳然とした人間の存在を観る・・・心の窓を開くと見えるものがあります。

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5. 妻からみた夫の二重性
恋人時代には盛んにやさしい言葉やあまい言葉をささやいていた男性も、どうしてか結婚生活になじんでくると以前のようにやさしく、あまい言葉をかけてくれなくなります。 女性にとってこれが不満の元になるのかも知れません。ただあまくやさしい言葉を言わなくなるのならまだしも、中には叱りとばす人まで出てきます。これが女性にとってはつらいところじゃないでしょうか。


恋人時代と結婚してからでは人間関係が違ってきます。結婚するまでは一生懸命に相手の気持を自分に惹きつけておく必要がありますが、結婚してしまうと自分の付属物のように思うのと安心感で油断してしまうからでしょう。
しかしこうした油断は二人の間に溝を造っていきます。男性の心の中には変わらぬ愛はあるのですが、「妻にあまくみられないようにしよう」とか「男のこけん」とかの見栄の心が働くのでしょう。


普段はこうしていばった態度や口調で妻に接していながら、夜の生活を求めるときには、やさしくあまい言葉をかけます。妻からみると素直には受け取れないかもしれません。いつも叱っているくせに夜の関係を求めるときだけやさしくするのは、 自分をほんとうは愛しているんじゃなくて、自分の肉体だけを求めているんじゃないだろうか・・といった気持に襲われることもあろうと思います。こうした夫に不信感が増幅します。「私はタダでSEX処理のできる家政婦なのか」とさえ思いかねません。


これは男の身勝手です。求めるときだけやさしくするようなことですと心の中の本心を理解してもらえません。男性の本心は夜の生活のときのやさしさが本心です。でも妻にこの二重性をわだかまりもなく受け入れてもらうのは無理です。こうした生活を続けますと妻のストレスから来る結婚問題が生じます。

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6. 結婚 その不一致
結婚生活において私たちはとても大切なことを知っておかねばなりません。それはどんなに愛し合っている夫婦であっても、相性や性格などの完全なる一致はあり得ないことです。そしてあの人は私の全てをわかってくれているという思いも幻想にすぎません。


結婚相手と自分との一致を過度に期待し、理想を幻想するとやがて大きく心を傷つけることになります。どんな人間関係においても、さまざまな違いが存在します。例えすぐれた人格者を相手に選んだとしても、共に生活するようになった立場から見れば耐え難いような一面を持っているものです。 私たちは常に不完全さを持ち合わせています。


夫婦はこの違いや不一致による結婚問題を抱えることになります。でもこれこそが結婚であり、人生と言えるのではないでしょうか。この違いや不一致から夫婦喧嘩をしたり、さまざまな結婚問題を起していきます。こうした体験を重ねながら、私たちは相手 の違いを受け入れていきます。この違いを受け入れることによって自分が成長していきます。自己拡大です。この違いを受け入れる作業が結婚生活の大きな意義かもしれません。


相手との違いに苦しみ、傷ついたとき、相手を非難したり、心を閉ざしたりは自分に成長をもたらしません。 苦しみや違いに真正面から向き合い、その苦しみを受け入れる作業を通して、相手の心と深く関わると思うのです。

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7. 夫婦の危機
結婚生活においては幾たびかの危機がおとずれます。その結婚問題にどう対処するかということが、二人の将来を決定づけていきます。対処を誤ったり、なんの対処もしないでいると最悪には別れるということにもなりますし、別れないまでもあきらめの結婚生活を続けることになります。
夫婦の関係に希望を見出さず、会話もなく ただ子どものためにとかの理由だけで結婚生活を続けることになります。子どもとか心を他にまぎらわせるもののない人は、心に大きな寂しさの穴があきます。依存症に陥ったりする原因がこんなところにあります。


夫婦はもっと相手と深く関わりたい、もっと相手を理解したいと強く思っているものなのです。 夫婦の危機はそのチャンスでもあるのです。危機から逃げようとするのではなく、正面から向き合えば、それはいっそう二人の愛を育み、二人の魂を育ててくれるチャンスになります。私たちのいのちには推進力が備わっていますので、真剣に心を開いていく努力をしていれば、より深い意識の目覚めがもたらされます。


この直面している問題さえ無くなれば、この欠点さえ無ければ素晴しい関係が築けるのにと考えてしまいがちですが、しかし二人の関係というものは生きたプロセスであり、絶えず新たな問題が起きてきます。それは私たちに成長と変容を促すいのちの推進力の働きでもあるのです。


危機を成長のために与えられたチャンスと受け入れて、 自分の立場からだけ二人の関係を見るのではなく、相手の考えや気持を見つめてみる、あるいは相手の生い立ちからの人生に思いをくばり、相手を深く理解する必要もあります。そのとき夫婦の危機は愛と魂を育ててくれる『道』となります

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8. 夫婦の間の虚しさ
もし夫婦の間に虚しさを感じるようなら、それはもっと積極的に二人は関わり合いを持つ必要があります。共にいながら虚しさを感じるのは、様々な二人の間に生じる心の問題や結婚問題に深く関わろうとしないできた結果なのです。


結婚生活を続ける間には、葛藤や不平不満の思いが起こりますが、夫婦の間でそれらの感情をぶつけたり、話し合ったりすることを避けてきますと、 やがて二人はただの同居人のような存在になります。会話をすることもなく、相手の行動に無関心を装うというような生活です。


現代のように子育てが終わってから、夫婦だけの時間が長くなりますと、こういう夫婦関係は苦痛そのものだろうと思います。いままで生きてきた自分の人生に虚しさを覚え、破局を迎えるかあきらめるかの方向へ流されます。


虚しさを感じた時に、夫として妻として感情を殺さずに向き合えば、二人は葛藤しながらも夫婦としての関係を深めていけたはずです
夫婦は目の前の問題やわだかまりを避けていますと、いつかもっと大きな結婚問題がつきつけられます。


結婚生活とは、起こってきた問題を通して前に進んでいく、停滞の許されないものではないでしょうか。二人の関係で生じる苦しみを無視したり、 悲しみに耐えたりしているだけでは何も得られないように思います。夫婦の間に横たわる苦しみや悲しみとつながり、心を開くことが充実した結婚生活への道ではないかと思います。

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9. 結婚問題 暴力
結婚問題の大きなテーマとして夫の暴力があります。普段はやさしくていい人なのに、何かのはずみでカッとなって暴力をふるう夫を持つ女性は、人知れぬ葛藤に苦しみます。実は私もその一人だったのですが、こういう夫は自己コントロールの未熟な弱い人なのです。自分の怒りの感情を、最も出しやすい妻へ出しているのです。


性格的に弱い人でもありますが、その背景には自分の中に抱え込んでいる心の傷(インナー・チャイルド)という問題があります。
人が怒るのは、相手の言葉や態度で怒っているように見えますから、怒られた側は「何でこんなことで、そんな怒り方をしなくちゃいけないの」と理解しがたくなるのですが、怒る原因のほとんどは、相手の言葉や態度そのものにあるのではなく、その言葉や態度をきっかけにしているのです。外で嫌なことやつらいことがあったのを、何かのきっかけを見つけてはき出している場合が多いのです。


そしてそういう人は幼児期の母親等との 葛藤を引きずっているとみていいのです。男性は妻と母とを無意識的にダブらせています。母への思いを妻へ投影しているのです。母から受けた屈辱や不当な扱いと同じような態度や言葉を妻に感じた時、無意識的に「お前もカッ!」と怒りを増幅させています。母にいつもガミガミ言われていた人は、妻から同じようにガミガミ言われたり、母から無視されていた人が妻からも無視されると、幼いとき出せなかった怒りを今出していると考えられるのです。 ついでに、父への怒りを抱えている人は、上司などへの反抗とか暴走行為など社会へ向かって出ると言われています。


夫が暴力をふるっている時、一緒になって感情をぶつけ合っていたのでは、この問題は解決しません。唯一解決ができるのは愛です。夫が暴力をふるっている時、夫の過去の心の傷の部分(淋しさ、つらさ、悲しみ)を観て、女性の優しさ、やわらかさで包むようにすれば夫は変わります。本当は母を愛したい、妻を愛したいのが 夫の本心です。夫の現れの姿にとらわれないで、母に代わって妻が愛を出すのです。必ず本来の夫の姿が現われます。

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10. 妻をなじる夫
夫の中には、時として自分の無力さを感じる苦痛から気をそらすために、妻を非難し怒る人がいます。自分の中に充実感を失い、はっきりとした目的意識を持たなくなった時、そのやるせない無力感を妻をなじることに転嫁させているのです。
やっかいなのはそうした自分の本心に気づかないで、自分は正しい、間違っているのは妻だと思い込んでいる場合です。もちろん妻と夫が逆の場合もあります。こうした自分の内面の問題を相手に投影して、結婚に問題を起しているのです。


夫婦が衝突するときには、どちらの側にも何がしかの心の歪みがあり、お互いの心の底にある何かを訴えています。そうした心の深みにある悲しみや傷ついている部分は夫婦や親子の間でしかぶつけられないのです。結婚生活においてはこうした衝突が起き易く、この時の対処の仕方で夫婦の絆が深まりもすれば、破滅へも向います。


夫が妻をなじる場合、夫と母親との関係を妻に投影している場合もあります。母からの愛情をつつがなく受けて育った人は、妻にも愛情を素直に 出せますが、母から歪んだ形で育てられた人は、その歪みを妻にぶつけやすいものです。例えば、いつも母から無視されていた人は、無視されることに非常な反感と不安を覚えます。妻から無視されると怒りが噴出したりします。妻からみると「なんであんなことでこんなに怒るの!」と到底夫を理解できないでしょう。


こうした心深くの傷ついている部分は、感情的反応となってゆがめられて相手に表出されます。結婚生活の価値はこうした自分の心の歪みを相手に受け止めてもらえる点にも あると思います。
自分をなじる夫の間違っている面だけを見るのではなく、夫の萎縮した部分を気づきでやさしく包んであげることが出来れば、夫はすみやかに善なる姿をとりもどします。もちろん逆も同じです。この気づきこそ魂の目覚めなのです。

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